コミュニティが求めること
2019年 03月 23日
今週はコミュニティーリーダーのパトリックとやっと会うことができました。
地域の一員としてKISEKIができることは何か相談をしに行きました。
KISEKIが行うボランティアプログラム、シングルマザー支援、スラムツアーなどについて、コミュニティへの説明をすること、理解を得るべきだと考えています。
私たちは衛生面の改善が優先事項だと考えていて、インタビューした住民もそう言っていたので「トイレ」を建てようと思っていました。
が、パトリックが挙げたコミュニティの優先課題は違いました。
①最貧困の家族に現金収入を得られるようサポートすること。
②最貧困家庭の子どもが通う学費無料の学校のメンテナンスとサポートをすること。
ご飯が食べられずいつも飢えていて、コミュニティがサポートしている家族がいるそうです。
「母親が市場で野菜を売れるように、初期の仕入れ代1万円ほどを支援してほしい」
というパトリックの提案をきいて鳥肌が立ちました。
今まさに、KISEKIのボランティアプログラムに参加中の大学生が、『KISEKIの庭でシングルマザー八百屋のスタートアップをする』課題に取り組んでくれているんです。
野菜を売りたい人をま、さ、に、今探しているところなんです!!!
「すごい!」
「すごい!」
パトリックも私も大喜び、お互い大収穫というかもう願ったり叶ったり。
こんなことがあるんでしょうか。
対ローカルの八百屋をやるより、対外国人の八百屋をやるほうが利益が大きい。
何より、そのママが稼げるようになり、自立することが大事だということを話ました。
しかしKISEKIとやるからには、ド真剣でやってもらわないと困る。ということも。
②については、地域の貧困家庭の就学前の子どもを無料で預かっている学校なんですが、
①階段が高すぎて子供がのぼれないので作り直す
②床に穴があいているので修理する
③屋根がないので屋根を作る
④教室の備品修繕、整理整頓
⑤教師が一人しかいないから誰か手伝ってくれない?
ということでした。
これも、嘘みたいなことですが、この話をした3時間くらい後に、Facebook友達から、教師の方がボランティアに来たいといっている…という問い合わせをいただきました。
昨日5千円くらい払って水を買ったあとに、断水が終わって損したと思って悲しんでいたら…
福の神が到来しまくりでした。
え、神様見てた???
