アフリカには食べられない子がいるんだから…ということについて
2019年 02月 07日
「アフリカには食べられない子がいるんだから残してはいけない」
というのは定番のフレーズで、
「自分が残さず食べたらアフリカの子はお腹いっぱいになるのか」
はお決まりの反論。
日本でもフードロスが話題になっているようですが、ここアフリカでも、フードロスは深刻な問題です。
それだけでなく偏った分配も。
お腹を空かせてレストランのゴミ箱をあさる子どもたちがいます。
子どもに十分な食事を与えられない親がいる。
一方で、食べ残しだらけの学校給食。
作り過ぎて余る、盛り過ぎて残すスタッフのまかない。
お客さんの食べ残し。
9人の子どものお母さんレオニーラの子どもが、先日ごみをあさっているところを見かけた。
この余る食をレオニーラはどんな想いで見てるんだろうか。
手をつけていないものはスタッフに持ち帰るように言っている。(かじったものは衛生上NG)
もし子どもたちが食べるものに困っているならば言うようにと伝えている。
学校にも食べられる量だけ配膳したいと伝えた。
アフリカに住んでいて食べられない子がすぐそばにいる環境にあって、自分や子どもが実際食べられない時もあるのに、食べ残しは止められない。
この定番フレーズがどれだけ意味を持たない言葉かよくわかる。
日本のフードロスをルワンダからなんとかすることは難しい。
せめてルワンダでの手の届くところでの食べ残しを減らし、おなかをすかせている身近な人へ分配できたら。
そんな方法をずっと考えている。
まずはできるところから、KISEKIの食品破棄はゼロにしようと思っている。
・ビュッフェで取れる分だけとってもらう。
・手つかずの余ったものはスタッフが持って帰る
・手を付けてしまったものは我家の鶏とウサギと犬に持って帰る
・冷蔵庫の在庫を毎日チェック
これでうっかり、失敗したもの以外は(そういうのもペットにあげている。笑)捨てないで済んでいる。
あと、おなかをすかせた子どもたちには絵とごはんを交換するプロジェクトをはじめる。
