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お隣さんのお医者さんに助けてもらって思うこと

4歳の次男がおちんちんが痛いと言うので、ちゃんと洗わないからだとお風呂で泣いて逃げるのを抑えて洗っていると、どろりとした黄色の液体がボトッと落ちた。

!?!?

膿!!!!

おちんちんから膿が出る豆知識なんてなかったため、大慌て。

とりあえずネットで「おちんちん、膿」を検索。

おちんちんの皮の中に垢やおしっこやらが溜まり、腫れたり痒くなったり痛くなったり、酷いと膿が出たりするらしい。
擦れると痛いのでパンツを履くのを嫌がったり、おしっこするとき痛いのでできなかったりするらしい。
とりあえずおしっこはできてるし、緊急性はなさそうだけど、素人にはわかりません。


そこで、お医者さんであるお向かいさんにこの時間に診てくれるお医者さんがいないか聞いてみました。

お向かいさんはイギリス人で3人の子持ちで私と誕生日2日違いの同い年で、夫婦揃ってお医者さん。
(イギリス🇬🇧人ってことと夫婦揃ってお医者さんってこと以外は私と似た構成!)子供の年齢もほぼ同じなので普段から仲良くしています。

「私たちが診るわ!今すぐ来て!」

と言ってくれたので、すっぽんぽんの龍士郎に私のTシャツを着せて連れていきました。

大変だったわねとハグしてくれた時には女神様に見えました。

不安がって泣いていた龍士郎も、ご夫妻に診てもらい安心した様子。


小さな男の子にはよくあることで、抗生物質飲んだらすぐ治るよ、ってことで処方箋を書いてもらいました。

ルワンダの薬局には薬がないことが多々あるというかそれが当たり前で、やっぱり指定の薬はなかったのですが、でも代わりの薬をもらいなんとか安心。


こんな時間にお向かいさんだからと言って診てくれた2人には感謝してもしきれません。

診察料を払わせてくださいと言ったけれど、お向かいさんだから!今度コーヒーでもおごって!と受け取ってくれず…
贈り物?いや、お医者様2人がこんな時間にただの隣人の子供を診察してくれた対価としたらどんなに小さなものか。
けどお金払うのも少ないとまたそれも失礼だし…


お医者さまに限らず、技術や知識や経験というのは形がないものです。

質の高いそれらを使いプロフェッショナルとして生計を立てていくということはとても厳しく困難で努力が必要です。

お友達だから、知り合いだから無料でとか安くしてとかそんな世界じゃないと思うのです。

いや、お友達ならなおさら、尊敬しあってお付き合いができるのが理想です。


お医者さんほどじゃないですが、私は無料やお友達価格の講演会をたくさんして、その度私の経験やメッセージなんて大したことないんだなっていじけていました。

お金がすべてだというわけではないのですが、やはり仕事の価値に対する感謝の気持ちを形にしたものがお金なんだと思います。
サービスは形に見えないものですが、そのレベルのパフォーマンスをできるようになるまで費やした時間や力やお金や努力といったものは尊敬すべきものです。



さてはて。そんなこと言いましたがしかしお隣さんには要らないと言われてしまったしな。

白いバラの花束と花瓶を届けました。
どれだけ助かったか、困った時はいつでも頼ってね!心から尊敬しています。

いうすごくストレートなメッセ‐ジとともに。

by manten-bike | 2018-03-03 22:53