台湾ツーリング第14話7月14日さよなら満点(全17話の予定)
2005年 08月 15日
そとに出て体操をして、おかゆモーニング!やっぱりみんな朝から食べる食べる食べる。
しかし朝から坂坂坂。かなり急。止まればもうこぎ出せない・・・汗
標高980メートル。ナイスファイト。
朝から汗タラタラ。
上ったってことはもちろん、くだりもあります。あぁ危険。デンジャラス。
「ゆっくり、ブレーキしっかりかけていくんだよ」
と郭叔が間隔をとって、一人一人に声をかけて出発させる。
そんな注意もむなしく、転倒する学生あり。
がぁん。頭をきって4針ぬったとか。イタタタタ
注意しましょう。
今日は山岳地帯を走る。
あの有名な阿里山。
緑が深くてなんとも漂亮【ぴゃおりゃん=きれい!】
けど畑にうえてあるのはひたすらビンラン。
このへんはにぎやかな町中とはうってかわってのどか。だいぶのどか。
「険升ポ」急な上り坂注意
「険降ポ」急な下り坂注意
の看板を目にするたびに喜んだり悲しんだり。
のぼりのぼりのぼりのぼりでやっとこさ休憩所につく。
後ろの人たちが追いつくまでしばらく休憩。
「これ食べなさい」と、郭叔が茶色いゆでたまごをくれた。
お茶でゆでた卵。これでたんぱく質を摂って摂って!筋肉になって!・・・そんな単純?
さて、半時間ほど休んで再スタート。
また山。
昼ごはん休憩、1時をすぎていた。ふう。
小さな食堂へごはんを食べに行く。
「みお、なにがいい?」双子ちゃんがメニューを説明してくれ、注文もしてくれた。こうしていつも助けてくれる。ほんとありがとう。
↑走るコースについて、台湾についてなにかと教えてくれる銭さん。
みんなそろって再出発。
街中を走り今日の宿へ。
今夜ここで満点を梱包して、台北に送る。
明日があたしが走る最後の日やけど、満点で走って走り終わって梱包して満点持ってバスで台北にかえる、なんてのは時間がなくてできないので満点は一足先に台北に帰る。
明日は郭叔の自転車で走る。
体操を終えて、さて満点を梱包しよう。
「みっちゃん!今日で終わり!?!?!?」学生たちがざわざわする。
違う違う、とわけを説明。
しかし。。。そっか。もう終わりなんやなぁ。帰るのかぁ。
けど、今日はまだ終わりちゃう。明日も走れるなんてなんかちょっと得した気分。
満点をばらす前に記念撮影。
インストラクターや男の子たちが満点の梱包を手伝ってくれた。
というか、全部してくれた。はは
今日はちょっと豪華なホテル。
冷房完備!ベッド!バストイレつき!冷蔵庫もテレビもある!ってまるでホテル初めて利用する人みたいに感動。
双子ちゃんと一緒の部屋になる。
日記を書きながらおしゃべりをする。
夜はレストランでさよなら食事会。
郭叔が挨拶し、
「みお、ほんとに来てくれてありがとう。一緒に走ってくれてありがとう」
「よくやった」
と顔をくしゃっとして笑った。
そして完走証をくれた。うかれるあたしの写真付。
郭叔と一緒に各テーブルをまわって乾杯して挨拶する。
おつかれさん、ありがとう。
みんなのにこにこした顔が最高にすてきでやさしい。
なんてすてきな仲間に出会えたんやろう。あたしはほんまにラッキーや。
ほんまに終わるんやなぁ。
乾杯!といいながらもぽろぽろ泣いてしまった。
「あ!みっちゃんが泣いてる!!!」
カレンやらがからかう。
「涙ちゃうわ!」
とかいいながらみんなでわいわい。写真撮ったり、飲んだり食べたり。
いつもと同じ。
あたしがみんなとさよならしても、みんなは台湾でこんな風にわいわい暮らしていくんやろなぁ。
それは、とても嬉しいことであり、でもなぜかちょっと切ない。
けど、わいわい暮らしてる毎日の同じ時間同じとこにあたしがいられたこと、さらに一緒にわいわいできたこと。そしてわいわいした思い出が残っていくってことはめちゃ嬉しい。楽しい。すてき。
出会いってすてき。
みんなありがとう。
明日、最後がんばろう。