お灸はいい。

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ウルムチから西安に戻り、老王の家へ。
いよいよ3日後に日本への帰国を控え身体メンテナンス。

さすが中医学のドクター老王、マッサージ、漢方、お灸・・・
「これもあるけど？」
と針まで！！しかしここはひとまずお灸どまりで。


５ｍｍくらいにカットした生姜の上にもぐさを置いて火をつける。
間接灸というらしい。
これでも結構熱い。

おばあちゃんとかはもぐさを肌に直接置いていたような…
どんなに皮膚が強いんだろう。

この間接灸をお腹に置いてもらった。
じんわり温まりダイレクトに内臓に効く。

お灸、さすが昔から続いてきただけのことはある。
本物だ。

えんぴつみたいな棒状灸と呼ばれるものもある。

火のついた棒をツボに近づけたり離したりして温める。
これは簡単でいい。

あまりにお灸が気に入ったのでもぐさと棒状灸を持って帰ることにした。

漢方も用意してもらったので自転車含め預け荷物の総重量がなんと３２ｋｇなってしまった。
エコノミーの預け荷物は２０ｋｇまで。

１２ｋｇオーバー！！

しかしこれも搭乗日が誕生日だったこと、シルクロードを走ったのがいかに素晴らしくかつ大変だったかを語ることによって無料にしてもらえた。
１２ｋｇとは言わなくとも、おそらく体重も減少した、と伝えた。

飛行機のカウンターの方も人間。

話せばわかってくれる。

私の荷物が１２ｋｇオーバーしたからといって飛行機が墜落するわけはない！

ところが同じ人間でもなかなか日本では通用しないので困ったものだ。
そのときはさらなる悪知恵を働かせる。

ってお灸のこと話をしていたのに話がどっかにいってしまった。

というわけで帰国した今も棒状灸を楽しんでいる。
ほんとに気持ちいい。

若い女子の間でもお灸流行ればいいのに。
最近はいいお灸も出ているみたいだし。
山ガールみたいにお灸ガールとか。