トイレの扉をなくすことで繋がる人と人?
2010年 08月 22日

はじめて見た時はとてもびっくりした。
子どものズボンの股の部分が無い または 切り裂かれている。
かわいいお尻が丸見え!
後ろだけでなく前も!
これ、開襠褲(kaidangku) というらしい。
5才くらいまでの子はこのズボンをはくのだとか。
このズボンだと簡単に用を足せる。
道端で公園で植え込みで畑で…
いちいちズボンを脱がさなくてよい。
こりゃ便利で、合理的!
「日本でも昔やってたよ」と老王。
いや、やってないはず…
そんなこときいたことない。
帰国して私が知る最も昔の人、おじいちゃん(90歳)に尋ねたところ、
「知らんで~」
おじいちゃんが知らないということは、90年以上もっともっと昔か?
中国のトイレにドアがないのも、こうして子どものころから人前で用を足すことに慣れているからか。
野原でトイレをする時、小王が真横に並ではじめは驚いた。
日本では、いくら外でトイレ、といってもお互い見えないようにする。
小学校のとき、おばけが怖くてトイレに一緒に入ったことがあったけれど、「見んといてや!」と互いに目隠ししていた。
野原でだけでなく、普通のトイレも一緒だったときはもっと驚いた。
大きいほうも、小さいほうも!!
私にはそんな趣味はない!←どんな?!
嗚呼!
しかしこれがまた不思議、
トイレをともにすると親近感がわく。
それは公衆トイレでも同じ。
なんか距離が近くなり、溶け込めた気がする。
変だけど。
そういや、Follow the Womenで野原で用を足すときも横にズラ~~っと並んだことがあるし、アフリカでも平気で目の前でしていたなぁ。
もしかして人に見られて気にするのは日本人だけ!?
地域や人と人同士の絆が失われ、社会的に孤立する人が増えている、という現代の日本。
もしかして、トイレの扉をなくすことが解決の一助となる!?
by manten-bike
| 2010-08-22 21:31
| シルクロード3000km