昼の12時以降は食べものを食べてはいけない
2010年 05月 08日
瞑想センターに入る日、迎えに来てくれたトゥトゥさんたちと朝ごはんを一緒に食べた。
瞑想センターでは食事は1日2回。朝の5時と11時。昼の12時以降は一切食べ物を口にしてはいけない。
寝るのが夜の23時だというから起きて12時間食べ物を絶つ。
私は空腹には強いがとりあえず満腹にしてからセンターに向かった。
朝10時、到着すると赤い袈裟を着たお坊さん50人くらいが黒い鉢を抱えて列を成して歩いていた。
みんな黙って下を向き静かに歩いている。
「食事の時間です」
そういってトゥトゥさんは静かに手を合わせた。
事務所で受付を済ましパスポートを預け、部屋へ案内される。
修行中は宿、食事が提供され、専用の服が貸し出される。
これはミャンマー人や世界中の人々からのお布施のおかげ、とてもありがたいものだ。
「じゃあ、私たち帰るから。美緒ちゃんがんばってね!」
トゥトゥさんたちが帰っていった。
15時から長老による指導と、テープでの瞑想のやり方の説明からはじまる。
今はまだ11時。それまで部屋で待機。
私の他に韓国人、タイ人、オーストラリア人の女性が同じ建物にいるという。
物音も聞こえないし気配も感じない。
木のシンプルなベッドと机が置いてあるだけのガランとした部屋。
わたし、ひとり。
真剣な顔になっている自分にふと気づく。
「はぁ~~!」
これからはじまることを受け入れようとベッドに腰をおろした。