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Follow the Women2008七日目

2008年5月9日

今日のスケジュール

アンマン市内サイクリング
ローマンシアター見学
イベント It's time for PEACE
ワークショップ


朝はアンマン市内サイクリング。

交通量の多い通りを警察の先導で走る。
アンマンはヨルダンの首都。

東京都内を300人の女子が走っているようなものだ、相当目立つ。
石の道の道を走って住宅街へ。
おしゃれなカフェで石造りの建物を眺めながら休憩。
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ローマンシアター見学。
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今は演劇や、ライブが行われている。


夕方からIt's time for PEACEというイベント。
ヨルダンチーム、地元NGOが共同で行う。

会場入り口には子どもたちの絵が展示されていた。
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友人が殺された様子。
空爆の様子。

「自転車は自由にメッセージを広げていくことができる」
「自転車には伝えていくチャンスと力がある」

ディナーはデンマークのリナとご一緒する。
今まで起こったことを消化するため、今日は走らず10ページ以上も日記を書いたという。
ゴラン高原でのこと、ファーストレディーとのこと、シリア、レバノンでのこと、ヨルダンでのことについて、幸せってなんなんやろう、何ができるんだろう。
と語り合う。

夜9時からワークショップ。

ここではイスラエル人の参加について議論した。
現在、FTWではイスラエルには行かない。

代表デッタは
「両国にとっての平和こそが平和だ」

という。
その他のメンバーも、イスラエルにも行くべきだ。
イスラエル人にもメンバーになってほしい。
という。

しかし、アラブ諸国のメンバーは、
「イスラエルが参加するなら私たちシリア、レバノン、ヨルダン、パレスチナチームは参加しないわ」
と強く言い放った。

理屈では越えられない、感情がある。
当事者でないと理解ができない思いがある。

しかし、そこの「壁」を越えられるのがFTWなんじゃないか。
言葉でない、武器でもない、自転車というツールを使って。

アラブ人だって、イスラエル人だって、欧米人だって、アジア人だってみんな同じ人間だ。

同じ「心」を持つ人間。


「こんな状態が続いてはいけない、歩み寄らないといけないことはわかっている。でもイスラエルは憎い。
でも、FTWの活動を理解し、共に行動ができるイスラエル人ならば、歓迎するわ!」
20歳、パレスチナ人のナジャが大きな声で言った。

会場からは拍手が起こった。

議論は深夜1時まで続いた。
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by manten-bike | 2009-06-01 01:00 | Follow The Women(中東)