Follow the Women2008七日目
2009年 06月 01日
今日のスケジュール
アンマン市内サイクリング
ローマンシアター見学
イベント It's time for PEACE
ワークショップ
朝はアンマン市内サイクリング。
交通量の多い通りを警察の先導で走る。
アンマンはヨルダンの首都。
東京都内を300人の女子が走っているようなものだ、相当目立つ。
石の道の道を走って住宅街へ。
おしゃれなカフェで石造りの建物を眺めながら休憩。
ローマンシアター見学。
今は演劇や、ライブが行われている。
夕方からIt's time for PEACEというイベント。
ヨルダンチーム、地元NGOが共同で行う。
会場入り口には子どもたちの絵が展示されていた。
友人が殺された様子。
空爆の様子。
「自転車は自由にメッセージを広げていくことができる」
「自転車には伝えていくチャンスと力がある」
ディナーはデンマークのリナとご一緒する。
今まで起こったことを消化するため、今日は走らず10ページ以上も日記を書いたという。
ゴラン高原でのこと、ファーストレディーとのこと、シリア、レバノンでのこと、ヨルダンでのことについて、幸せってなんなんやろう、何ができるんだろう。
と語り合う。
夜9時からワークショップ。
ここではイスラエル人の参加について議論した。
現在、FTWではイスラエルには行かない。
代表デッタは
「両国にとっての平和こそが平和だ」
という。
その他のメンバーも、イスラエルにも行くべきだ。
イスラエル人にもメンバーになってほしい。
という。
しかし、アラブ諸国のメンバーは、
「イスラエルが参加するなら私たちシリア、レバノン、ヨルダン、パレスチナチームは参加しないわ」
と強く言い放った。
理屈では越えられない、感情がある。
当事者でないと理解ができない思いがある。
しかし、そこの「壁」を越えられるのがFTWなんじゃないか。
言葉でない、武器でもない、自転車というツールを使って。
アラブ人だって、イスラエル人だって、欧米人だって、アジア人だってみんな同じ人間だ。
同じ「心」を持つ人間。
「こんな状態が続いてはいけない、歩み寄らないといけないことはわかっている。でもイスラエルは憎い。
でも、FTWの活動を理解し、共に行動ができるイスラエル人ならば、歓迎するわ!」
20歳、パレスチナ人のナジャが大きな声で言った。
会場からは拍手が起こった。
議論は深夜1時まで続いた。