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石ころプリン

私はプリンが大好きだ。
中学のときから(いまは時々)付けているイラスト入りのプリン日記は宝物。
1日1プリン。

そんな私に大学時代のアフリカ縦断中、プリン断ちという危機がやってきた。

とはいえ、旅に夢中だった私はプリンのことを忘れていた。
あれはジンバブエ。
旅もあと半分となったころ、救世主が現れた!

元料理人、サントスさん!

毎日現地の食堂でごはんを食べていた私には新鮮な刺激だった。
ギョーザ、チャーハン、カツどん、お好み焼き…
宿中の旅人の胃袋を満たした。

しかし地元の食材でこんなにもバラエティに富んだものが食べれるのに、なんで地元の人たちは毎日同じメニューしか作らないのだろう。

ある日。

「プリンを作ろう」

耳を疑った。

プリン。

プリン??ここはジンバブエですよ!?

マダガスカルに行っていたサントスさんはマダガスカル産のバニラビーンズ(日本でも有名ですね)を持っていたのだ。
ジンバブエの牛乳は濃い!砂糖も卵もある!

なんて贅沢な。
しかし、蒸し器がなかった。
蒸せる状態にすればいいのだから、とサントスさんの素晴らしい発想でお鍋に石ころをしきつめて湯をはり、キャンプ用のコッフェルにプリン液を入れて蒸すことになった。

石ころを集めて作ったプリン。
私のプリンNO1だ。


あのころ、料理の「り」の字もなかったけれど東京に出てきてはや3年。
いまや料理好きだ。
プリンを蒸すことを知らず、プリン液を冷蔵庫に入れておけば固まると信じていた私を知っているサントスさんは腰を抜かすだろう。

蒸す繋がりで、昨日ついに蒸篭(せいろ)を買った。
合羽橋へひとっぱしり!

焼き芋器と南部鉄器のパン焼きの誘惑を振り切り、蒸篭を探す。


夢の蒸し生活のスタートだ。

石ころプリン_c0016380_12112526.jpg

by manten-bike | 2009-03-29 12:17