「すごいなぁ!!」
バイクの人も自転車の人も大騒ぎしながら一緒に走る。
しばらく市内をぐるぐる走って細い路地に入っていく。
たどり着いたのは『Sao Mai』というレストラン。
「さあ、どうぞ」
中に入るとすでに30人もの人がずら~~~っと座っていた。
地元の人たちでにぎわうレストラン。
私のテーブルは見事に私以外全員男性。
座席の後ろには何ダースものビールが積まれている。
ウエイターがそれぞれのグラスにバケツから氷を入れてまわる。
ビールを注ぐ。
そうだった!ビールに氷!
冷たいものはとことん冷たく主義か、ジュースでもビールでもなんでも氷が入っている。
挙句の果ては「チェ」という氷菓子。
いろんな具が入っていてカキ氷の何万倍も楽しくおいしい。
この話はまた今度・・・・・
で、宴が始まった!
氷入りのビールで乾杯!←なかなかいける。
「モット、ハイ、バー、ヨ!」(1,2,3はい!)
乾杯が何十回も繰り返される。
やっと見つかった英語ができる人。
どういう状況か説明してもらう。
全員どうやら自転車クラブの人たちらしい。
ダナンの友人の友人の友人が私のことを自転車クラブのホームページで紹介してくれたという。
「ほら」
見せてくれたのは私の日程表とベトナムでの携帯番号。
「今日がフエだっていうから、みんな待ってたんだよ」
なるほど!
「明日のダナンへは途中までは全員で走って、そのあと4人が一緒に行くよ」
え、100km以上もあるけど・・・
???

「みお、よろしく」
おぉ!初めにカフェで会ったファミリーだった。
75歳のおじいちゃん、お父さん、17歳の兄、14歳の弟の4人。
全員これでもかというほど笑顔が素敵だ。
楽しくなりそうだ。
どんどん食べ物と飲み物が出てきて宴は大変なことになっている。
あちこちでフラッシュが光る。
容赦なくベトナム語で話しかけられる。
私は日本語。
大混乱の楽しい宴だった。