ベトナムでは…

これ!
と、

これ!

専用の機械で一生懸命しぼってくれる。
「ココナッツ休憩」と「さとうきび休憩」
ココナッツは若い実の中にある汁を飲む。
ご丁寧にまんまるいココナッツの外側の固い皮をナタで削り、テーブルに置けるように底を平らに削いでくれる。上部を切り取り、ストローをさしていただく。
スプーンを借りて、ナタデココのような実をほじくり出して食べるのは最高の贅沢だ。
さとうきびは、やっぱりナタで外側の皮を削り、専用の機械で絞る。
隠し味にミカンのような柑橘系の果物を半分一緒に絞る。
絞り汁を氷をたっぷり入れたグラスに入れていただく。
冷たいものはとことん冷たく、身体には悪いが、彼らの心意気は賞賛に値する。
ココナッツ:一杯10,000ドン(60円)
さとうきび:一杯2,000ドン(12円)
日本人にとっては決して高くないこの価格で至福のひとときを味わえる。
目印は店頭のココナッツの実とさとうきび絞りの機械。
アフリカではたいがい休憩はせずに100kmくらい走っていたけれど、ベトナムでは誘惑が多かった。
しかもジュース屋さんにはハンモックや、ビーチにあるような椅子がある。
店員もお客さんが来たとき以外はテレビをみたり、ラジオをきいたり、ハンモックで寝たりしているのでゆる~~~い空気が流れている。
言葉はおもしろいくらい通じないけれど、しゃべりながら、彼らにつられてついつい1時間くらい休憩。
「え、もういくの?」
ハンモックに寝転がりながら店長がいう。
ぼちぼち行こう。