ちょっとでも雨が降り出すと、バイクのシートの下からレインコートを取り出し着用。
路肩はレインコート着用中のバイクでいっぱいになる。
国道沿いの商店はここぞとばかりにすごい勢いでレインコートを売り出す。
それをオアシスに出会ったかのように買い求める人たち。

レインコートというかポンチョ。
透明傘の感覚で手軽で、スーパーの袋のようにテロテロだ。
風になびいてパタパタ、数回使うとたいてい破れる。

↑私もいちおうこんなレインコート着ていた。
暑ければぬれても気にならないのだが、寒いとこたえるので。
霧の中走っていたある日。
「お~い!ちょっとおいで!」
5人乗りのファミリーに呼び止められる。
「ナントカカントカ!!!」
ベトナム語全くわからないが、なにやら注意してくれている。
腰のところをポンポンと叩いて心配そうな顔をする。
どうやらポンチョを着ていない私を心配してくれているようだ。
確かに、彼らのポンチョに比べ短い私のレインコーでは、泥が撥ねてお尻や背中が相当汚れてしまっている。
でもこれレインコートだから、汚れても大丈夫。と説明するも、
ほんとに大丈夫??と心配される。
「ちょっとちょっと、君。ナントカカントカ!」
すると再び、バイクに乗ったおじちゃんに声をかけられた。
腰のところをポンポン!と叩いて何かいっている。
=汚れてるよ!
大丈夫だと説明をするも、とても心配してくれた。
「お~~~い!!!!!」
反対側の歩道からおじいちゃんに声をかけられる。
腰をポンポンと叩き、やっぱり
「汚れてるよ!」
この日は3回も呼び止められた。
確かに泥が撥ねて汚れてるけど、どうしろと??????
背中が汚れるのはそんなにアカンことなのか。謎だ。