「自分のコトバでしゃべる」by坂本龍一氏
2007年 05月 16日
会社の♪仕事で♪
「坂本龍一さんプロデュース、ロハスクラシックコンサート」
出演者の方々は一般公募オーディションにより坂本龍一さんに選ばれた5組!
クラシック、といえども、インド音楽、アイリッシュ、バイオリン、古楽アンサンブル、ブラジリアンといろいろ。
「自分のコトバでしゃべる」
が、今回の狙いとのこと。
楽器、楽譜、法則、にとらわれず、しばられず、自分のものとして。
自分のコトバでしゃべる。
それは、音楽であれ、ダンスであれ、言葉そのものであれ同じことだと思う。
日本人である私が、アフリカのことを勉強して、アフリカを知ってどうなる?って思ったこともあった。
また、文学部の友達が、古典なんか勉強してどうなるんかと思う。といっていた。
ケニア人の友人に、「その学問を勉強したら、どんな仕事になるんだ?」と訊ねられた。
物事に取り組み、究めるというのは、自分の言葉でしゃべるため。
他のものを通じて。他のものを借りて。
「アフリカ」、「古典」、「学問」、ダンス、音楽、スポーツ。
なんでもあり。
表現し、伝え、発信する。
ひとりごとだっていい。
ひとりひとりがそれぞれ、生きている。
気持ちいい音楽を聴きつつ、そんな想いが頭をよぎる。