京都の町屋で フェアトレード展
2005年 05月 21日
オーナーの伏原さんは『ジンガくん市場へいく』という絵本の作家さんです。
大学のスワヒリ語の先生の紹介で、彼女の「スワヒリ語、絵本読み聞かせプロジェクト」のお手伝いをすることになったのでお会いしてきました。
日本語の絵本をスワヒリ語に翻訳します。
さて、画廊へは、天気がいいから自転車で行きたかったけど、池田でのイベントがあって間に合いそうになかったので電車で行きました。
烏丸で降りて堺町通をぶらぶら。北へ入ルとかわからないので画廊がありそうな方向になんとなく歩いてみたらありました。
ラッキー☆
町屋を利用した気持ちのいい画廊です。
伏原さんは、ご主人のお仕事の関係でコンゴ民主共和国に住まれていたと、伺い驚きました。
「ジンガくん市場にいく」という絵本もカラフルで元気があってかわいい。
フェアトレード展では、アフリカやアジアのフェアトレードグッズが販売されていました。
そして
「キリマンジャロコーヒーの生産地ルカニ村」
でのフェアトレードプロジェクトについて辻村英之先生のスライドショーがありました。
こないだ大学のゼミで「コーヒーのフェアトレード」について発表していた子がいて興味深かったので、タイムリーでしめしめ(?)と思い聞き入りました。
ま、細かい話は先生の「コーヒーと南北問題」を参照していただくとして・・・(^^;)
いくつか。
日本では、「キリマンジャロコーヒー」はモカ、ブルーマウンテンに次ぐ3番人気らしいです。
しかも高級品種を輸入していると!
生産者→焙煎業者→喫茶店→消費者 とやってくる間に、消費者価格は生産者の取り分の227倍だとか!!!!
450円のコーヒーを飲んだとしたら、2円が生産者の取り分だそうです。
驚き!!!
へぇ。
「コーヒー豆のフェアトレード原則」というのもあるそうです。
それによると、フェアトレードでは「固定的なプレミアムの支払い」というのが義務付けられています。
「プレミアム」は生産地域の社会開発とかに役立てます。
ルカニ村では、「プレミアム」で図書館が建ったそうです。
フェアトレードかぁ。へ~っ。て思っていたけど
今あたしが飲んでいるコーヒーは誰がどこで作ってて、
あたしが払ったお金はどこいってどうなってるのかなぁ、
って考えてみる。
生産者が見えると、一杯のコーヒーが温かく、ありがたく思えます。
もののありがたさ、忘れがちやなぁ。あたし。
もっと感じないともったいないな。
って思いました。
フェアトレード、問題点も多々あるようやけど、今日はそういうのは抜きにしてほっこり。
帰りは観光客でにぎわう錦市場をぶらぶらして帰りました。