日本三大祭「神田祭」で御輿を担ぐ
2009年 05月 11日
ここに大学の大先輩たちとよく集う。
私が祭り好きだという話から
「今度担がせてあげるよ」と、かんだの大将。
お住まいは神田で、さらに弟さんが秋葉原で「かんだ食堂」をされているらしい。
「子どものころからやってたよ」とばりばりの神田っ子、大将。
いやいやそんなまさかよそ者が・・・
江戸っ子に混ざるなんてとんでもない、とちょっとびびっていたのだけれど・・・
話は進み夫婦ともに友達、先輩と一緒に参加することになった。
昨日ついに!
担いだ!!
朝8時に食堂に集合し、はっぴを借りる。
「末廣町」と書かれた緑のはっぴに、緑のねじりはちまきをしめて、足袋を履く!
と、にわか祭りっ子に!
2年に一度の神田祭。
この日を心待ちにしていた祭りっ子たちで通りは熱気に溢れかなりのエネルギーが渦巻いていた。
町内会連合の渋い会長さんが挨拶、そして1000人近い担ぎ手が一緒になって1本締め。
殺風景なビル街が一気にお祭り色となった。
せいや!せいや!
まずは宮入だ。
神田明神の境内へ100き近い御輿が次々と入る。
朝9時に始まって10時間以上続くのだとか。
我々は幸運にも6番目。
御祓いをしてもらう。
2年間有効。(by大将)
それから町内を練り歩く。
そして中央大通りを練り歩き、今度は町内へあいさつ回り。
朝から夕方まで続く。
御輿を担いで地域が笑顔で元気になる。
人が繋がる。
なんて素晴らしいんだろう。
しかし近年、商業ビルやショッピングモールができたりして、世帯はどんどん減ってきていているという。
担ぎ手もいないし、寄付金も集まらない。
あれ!?地元っ子に見えたのは!?
もちろん地元の人もいるが、他から集めた担ぎ手なんだとか。
秋葉原なんて見た目はどんどん栄えているようなのに。
「あんなおっきな建物で、寄付金1万円です、なんてがっかりしちゃうよね~」
「でも続けなきゃいけないからねぇ~」
安泰と繁栄とを願い、地域の人が一緒になってつくりあげてきた。
人と人との結びつきが守り繋いできた祭り。
後世にもずっと残したいもの。
笑顔と活気溢れる祭りが持つ力は偉大だ。
祭りなんて関係ない、なんてなんともったいない。
と思うのです、あんなに楽しいのに。