満点ミノムシから脱皮
2009年 04月 05日
ベトナムから帰ってから寒さを言い訳に満点はミノムシ状態だった。
ホーチミンの空港カウンターで。
「この自転車は持ち手がないからだめです」
え、いつもこれなんですけど!
「巻いてもらってください」
は????????
お姉さんが指差した先には一生懸命梱包しているおっちゃんが。
ラップで巻くようだ。
「なにこれ?」
自転車です、と答えた私に1秒くらいぎょっとしたおっちゃん。
しかしここはプロの意地。
満点をターンテーブルみたいなのの上に載せて、スイッチオン!!!
回る回る!
あまりにでかい満点に、おっちゃん
「うっ」
「うっ」
と時々うなりながら巻いていく。
相当苦労したけど「できたよ」と得意げ。
ありがとう。
みのむしみたいになった。
あまりに巻いてくれたので成田についてそのままバス、タクシー、駐輪所と置きっぱなし。
あぁほんとにサイクリストなのかと思いながらほかの自転車に乗っていた。
ついに脱皮をして組み立てたら無傷だった。
なんて便利なんやろう、あの機械。成田にもミノムシはないのだろうか。
なんせここは日本、なんでもあるわな。
けれど日本はハイテクすぎて気を使いすぎるところがある。
そこまでやらなくていいのに・・・
シンプルが一番、別になくたって死なないんやから。
と思うことが多々ある。
原始的なものがよかったりする。
そんな日本だと原始的なものといわれる道具を堂々と使い続けている、そしてそれが最高のテクノロジーだと信じている国もある。
ハイテクはなくても、なんの問題もない。
別に困らない。
「あったら便利やけど、なくても別に困らないよね」
とひどく同調したくなる(余計なお世話。)
幸せで最高だと思う。
さて。成田にミノムシあるのかなぁ。